水上勉の生家を淡水に移築 記念式典を取材
2010年 07月 24日
場所はMRT淡水駅からタクシーで5分ほど。「老淡水」の名で知られるゴルフ場のすぐそばです。
この古民家は、阪神大震災と台中の921大震災の被災者交流が発端となり、日台交流の証として台湾へ寄贈されたものだそうです。移築は、日本側も台湾側(主に淡江大学建築学科の学生だとか)も手弁当で進められたとのこと。
この日は移築に携わった日本側ボランティアも台湾を訪問して式典が開かれました。
李登輝元総統の名代として、黒光りする太い梁の下で挨拶した蔡焜燦先生は、今後整備予定の日本庭園には日本李登輝友の会から寄贈される桜を植えることを提案されました。
そういえば、畳に座るのも久しぶり。何年かのち、ここで花見が出来る日が来るでしょうか。
式典終了後は、季節外れながらも鯉のぼりを上げてお祝い、記念写真に納まりました。