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by ritouki

澎湖島へ 2日目 その1

 今朝は早起きし、みんなで7時に散歩へ出発。天麟先生の奥様オススメの朝ごはん屋さんで腹ごしらえです。奥様は台南の生まれ。けれども、天麟先生のお父上が病で伏せられた際、仕事で台湾本島を離れられない夫君に替わり、看病のために澎湖でしばらく生活されたとか。そのため、中学生以降はずっと島を離れていた天麟先生よりも、むしろ奥様の方が澎湖についてご存じのようす。

 朝ごはん屋さんでは「焼餅」と豆乳を注文。「焼餅」とは、戦後、中国から敗走してきた国民党兵が持ち込んだメニューで、油條と呼ばれるサクサクの揚げパンを、さらに小麦粉で焼いたナン状のもので挟んだものをいいます。米が取れない華北地方で良く食べられるそうです。
 お店は10人も座ればいっぱいの広さ。我々は入るとすぐに座れましたが、間もなく満席に。振り返ると、いつの間にやら行列が出来ていて、ちょうどいいタイミングで滑りこんだようです。

 その後、今度は北辰市場の朝市へと出掛けます。港の方へ行くと魚市場もありますが、こちらの北辰市場は魚はもちろん、野菜から肉類、乾物まで何でも揃う、いわば馬公の台所。7時半過ぎからもうたくさんの人々で賑わっています。
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 台所と言えば女性が主役。見ると奥様、もうすでに立ち止まって何やら品定め中です。ためつすがめつ選んでいるのは「土魠魚」という澎湖の特産品。鰆(さわら)のこと、と紹介されますが、日本の鰆と全く同じかどうかは分かりません。台湾の場合、土の字の左側にも魚へんを置いて表記しますが、正式な字ではないようです。

 奥様が選んだのは6キロの土魠魚。今朝とれたばかりです。来週、婿殿がアメリカから帰って来るので冷凍しておくのだとか。皮に光沢があってピカピカしているのを選ぶと間違いない、と教えてくれました。
 魚を決めたあとは下ろしてもらいます。まずは頭と尻尾を切り落とし、身の部分はしばらく立てかけておいて血を抜きます。そして、出刃包丁でカブトの部分を下ろしていきます(カブトが一番美味しい!)。
 そうこうしているうちに、胴体部分の血が抜けたので、豪快に輪切りにしていくのです。切り身は一つずつビニールに入れてくれるので、帰ったらすぐに冷凍しておけば、いつでも新鮮な土魠魚が食べられるというわけ。まるごと一尾を買い占めるわけですが、台北で買うより断然新鮮なのはもちろん、かなり安いそうです。 
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 市場には今朝、水揚げされたばかりの魚介類がたくさん並んでいます。澎湖に来たら食べないわけにはイカないイカも、半透明なのはまだ生きている証拠。
 隣りでは、おばさんがハサミで魚の皮のようなものを切っています。こちらはハリセンボンの皮。地元では「フグの皮」として売られています。残念ながら今回は食べるチャンスがありませんでしたが、ゼラチン質のプリプリした歯ごたえだそう。
 おばさんの横に何やら怪しい物体が。よく見るとこれはエイ。ふだんはあまり引っ掛からないそうですが、たまに紛れ込んできます。尻尾に毒針があるのが見えます。この毒針で「エイッ!」と刺されると、かなりの痛手をこうむるとか。ただ、エイは食べてもあまりおいしくないようです。
 ほかにも、所せましと様々な魚が並んでいるますが、これらはみな、今朝とれたばかりの新鮮なもので生きているものばかりです。
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 この市場には魚介類だけではなく、肉類、野菜や果物、衣類や雑貨までありとあらゆるものが揃っています。土魠魚に魚丸(つみれ)、イカに黒鯛などたっぷり買い込みながら市場をひとまわり。
 ふと並べられた野菜の中に見慣れぬものを発見。ナスのようなトマトのような・・・。奥様に「食べてみる?」と仰っていただきましたが、天麟先生によれば「味がなくて美味しくない!」ということでお気持ちだけいただくことに。
 後で澎湖のパンフレットを見ていたら、この野菜は「楊梅」だということがわかりました。普通、「楊梅」とはヤマモモ(クランベリーのようなフルーツ)を指しますが、澎湖で「楊梅」といったら、このナス科の野菜を指すそうです。また、「香茄瓜」とも呼ばれていたり、「澎湖メロン」と紹介してあるパンフレットも。ナスなのかメロンなのか、野菜なのか果物なのか全く分かりません。
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by ritouki | 2011-03-03 10:40 | イベント