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by ritouki

八田與一を描いた漫画が日台で発売

 今夜は国際法の恩師、李明峻教授が世話人を務める「台湾琉球協会」の総会にゲストとしてお呼ばれして来ました。日本と台湾の密接な関係については言わずもがなですが、とりわけ台湾と琉球の関係は深いものがあります。

 地理的には、台北から那覇まで飛行機でわずか70分ほど。李登輝元総統が尖閣諸島近海の漁業権問題について語るとき、いつも例として出す「戦前、沖縄の漁民は獲った魚を基隆で水揚げしていた。内地へ持っていくよりも台湾の方が近いからだ」というエピソードからも、沖縄と台湾の距離の近さが表れているでしょう。また、戦前から人的往来が活発だったため、留学で台湾に来ている学生にも沖縄出身の学生が多かったりします。

 その席上、八田與一ご夫妻の慰霊祭などでいつもお世話になっている許光輝先生(台湾警察専科学校助教授)に久しぶりにお目に掛かりました。許先生は烏山頭ダムを世界遺産に登録する運動を先頭になって推し進めています。台湾は国連に加盟していないため、世界遺産登録を所管するユネスコに登録申請が出来ないのです。そこで、日本側と協力して世界遺産申請し、それによって日台間の絆をさらに深めよう、というのが運動の主旨です。
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 その許先生がカバンから取り出して見せてくれたのは2冊の書籍。ほとんど同じ外観ですが、1冊は小学館から今月発売されたばかりの学習漫画シリーズ「八田與一」。私も小学生のころ、このシリーズを読んだ覚えがあります。
 もう一冊は中国語版。こちらは一足早く、5月に台南市の「南一書局」から出版されました。
 中国語版、日本語版ともに許先生が監修しています。

 今年5月には八田與一記念公園も完成し、そのニュースは日本でも大きく報道されたことで、ますます八田與一の知名度がアップしそうです。ただ、名前だけがひとり歩きするのではなく、この本によって子供たちが八田與一の功績を正確に学んでくれることを祈ります。
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by ritouki | 2011-06-29 22:30 | イベント