留学生の大先輩
2011年 07月 04日
今日は、所用があり、この出版社のオーナーである林俊宏さんをお訪ねしました。
応接室にはなぜかたくさんのダルマが。そして会社の入口付近にも所狭しと小さなダルマが飾ってあります。「どうしてだか分かりますか?」と問う林さん。「縁起ものだから?」というトンチンカンな答えしか出せなかった我々に、林さんは「ダルマは偉大なる留学の大先輩なんですよ」と教えてくれました。
ダルマのモデルは禅宗の開祖で知られる達磨で、インドから中国へと渡り、禅宗を広めたことで知られています。つまり、いわば留学生の草分け的存在。また、長年の座禅が元で手足を失ってしまい、現在のダルマの形が出来たのだとか。
また、ダルマには願を掛けて片目を入れ、成就した際にもう一つの目を入れる習慣があります。これから日本へ留学する学生たちに、片目と目標を書いてもらい、目標が達成できたら、両眼を入れるようにしているのだとか。ちなみに、ダルマは名物として知られる群馬県高崎市からたくさん仕入れているそうです。