一夜明けて
2011年 11月 18日
黄昭堂主席の急逝から一夜明けました。
思い起こせば、私は黄主席のあの一言があったから、台湾で学ぶことを決心したんです。後で聞いたらすっかり忘れてましたが。
2005年3月26日の反国家分裂法抗議デモのとき。許文龍さんが中国の圧力から従業員を守るため、己を殺して転向声明を出しました。
2007年6月7日、前夜に秋田県から空路で東京へ戻っていた李登輝元総統は、兄上が祀られる靖国神社を参拝されました。黄主席は李登輝元総統に誘われ、台湾から「奥の細道」の旅に同行。この日も、一緒に九段の杜へ参られました。神社に到着し、車を降りた際の一コマ。参拝には三浦朱門・曽野綾子ご夫妻も同行されました。
2010年11月27日、五大都市選挙の開票速報を見つめる黄主席。芳しくない状況に表情は険しい。独立聯盟会議室で。
2011年8月27日。台北市内で開かれた群策会設立10周年記念パーティにて。来年1月の総統選挙候補と目される蔡英文・民進党主席を囲んで李登輝元総統と共に。
国立台湾大学図書館の特別蔵書室にある「黄昭堂文庫」。黄主席はほとんどの蔵書を母校へ寄贈していたという。