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by ritouki

療養中の李登輝元総統をお見舞い

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 11月30日から12月3日までの予定で訪台した本会の役員団(田久保忠衛団長)が、先月手術を受けられたばかりの李登輝元総統をお見舞いした。
 当初は訪台団と李登輝元総統との面談が予定されていたが、手術によりキャンセル。しかし、日本からの訪台団の熱情と王燕軍・李登輝事務所主任のはからいにより、12月1日に面会が実現したもの。詳報を本会メールマガジンでお伝えしているので下記に転載する。
 写真は初日夜の晩餐会で李登輝元総統の術後経過を説明する王主任。

 「李登輝元総統はお元気だった 本会役員訪台団がお見舞いに参上」

 鮮やかな逆転満塁ホームランという感激だった──。病み上がりでまだまだ本調子ではなかったが、本会の「役員訪台団」(田久保忠衛団長)一行はお元気な李登輝元総統とお会いできた。

 本会初となる「役員訪台団」は、台湾側カウンター・パートの李登輝民主協会との交流などのため、11月30日から昨日まで台湾を訪問した。本来なら初日に李登輝元総統と懇談の予定だった。ところが、出発直前、本会役員の訪問であっても、他も一切お断りしているのでご遠慮いただきたいとの連絡が入った。そのため参加取り消しを申し出る役員が3人も出たほどで、参加者は一様にガッカリした。

 初日の夕食会に、手術に立ち合い、報道陣説明など術後のフォローをしてきた李前総統事務所の王燕軍主任と秘書の方2人をお招きした。術後の様子などをお聞きするためだ。その席で、主任からはお会いできない旨が改めて伝えられた。

 しかし、李元総統はかなり回復されているとも仄聞していたので、訪台団は、窓から手を振っていただけるだけでもいいからお顔を拝せないだろうかと、一縷の望みを託し改めてお願いした。すると、主任は主治医と相談するからと会場を離れた。主任が会場に戻ってきた。顔がほころんでいる。「OKが出ました。明日の午後4時、お会いできます」と告げる。参加者からは「やったー!」と歓声が挙がり拍手が起こった。酒が進んだのはもちろんだ。

 12月1日、烏来の高砂義勇隊記念碑を参拝した一行は予定を早め、台北市内の静養先に向かった。この日はちょうど術後1ヵ月目に当たっていた。

 予定の時刻となり静養先に伺った。李元総統は部屋の入口近くで待ち受け、「田久保さん、ようこそ」などと一人ひとりの名前を呼びながら握手をしつつ招き入れられた。これにはビックリするとともに、手の温もりを通じてお元気な様子を直に確認できた。

 面会は15分の予定で、主治医の診察予定時間を30分繰り下げ、私どものお見舞いの時間を作っていただいたそうだ。

 お疲れのときの李元総統の顔は白い。もともと色白ではあるが、血の気が引いたような様子となる。しかし、顔は白くない。むしろ赤みがさしていた。顎鬚(あごひげ)をたくわえられていたせいか、これまでの印象と違ったが、お元気な感じだった。

 李元総統は「よくいらっしゃいました。ありがとう」と述べ、定期健診で大腸癌が見つかったときのことから話し始め、内視鏡による手術ではなく開腹手術を即断したことなど事細かにお話になった。それは、饒舌とも言えるほどだった。ガンの手術で患部を切除した後は、今までどうやっても治らなかった足や腰の痛みがなくなったとも話された。予定の時間をオーバーし、主任から主治医の診察時間が来ていることを告げられ、ようやく話を打ち切られたほどだ。

 田久保団長は、自分も結腸ガンやその転移により4回の手術を受けたことを話し、「先生の手術は、私から言えばイボのようなもんです」と笑わせつつ李元総統を励まし、「これだけお元気になられ、小田村会長以下われわれも本当に安心しました。ますますご健康にご留意ください」と挨拶して部屋を出た。
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by ritouki | 2011-12-04 23:08 | イベント