台北事務所の活動をお伝えします


by ritouki

「認同台湾!日台交流ツアー」が無事終了

 本会では本年第一弾のツアーとして、1月14日から19日の日程で「認同台湾!日台交流ツアー」を行い、32人の方々にご参加いただきました。このツアー、簡単に言ってしまうと台湾一周。とは言っても、ありきたりの台湾一周ではなく、なんともディープな旅となりました。

 14日の到着日は自由行動。東京をはじめ、大阪発や現地集合の方々もいらっしゃることや、到着時刻もバラバラなので、各自思い思いに夕食を摂っていただくことに。

 翌15日は3グループに分かれて行動。友愛会のご好意で、本会のために特別に開いていただいたミニ勉強会に参加するグループ(今月は忘年会開催で日にちがずれたため)、苗栗まで足を伸ばして鉄道見学、228記念館のガイドとしても活躍する蕭錦文さんを囲んでの食事会に参加するなど、充実した半日を過ごしたようです。
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 その後、一行は台湾新幹線で高雄へ移動。台北と比べるとかなり暖かい高雄ですが、やはり冬本番。夜ともなると風も冷たく、「台湾なのに寒い!」と感じた方も多かったようです。高雄の集合地点となったおみやげ屋さんでは「二宮金次郎」の銅像がお出迎え。
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 翌16日はバスに乗車して一路、竹田の「池上文庫」へ。池上一郎博士が寄贈した書籍で開館した「池上文庫」は「アジア最南端の日本語図書館」と銘打った看板が掲げられ、今年10周年を迎えます。一行はその記念式典に参加。会場では、日本語族の婆ちゃんたちがリコーダーで日本の童謡や軍歌、懐メロを演奏。「同期の桜」や「ここに幸あり」を歌う姿もはつらつと、いつまでもお元気でと願わずにはいられません。
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 庭のガジュマルの木の下で昼食をとり、竹田を後にした一行は続いて潮音寺へ。このお寺の目と鼻の先には、バシー海峡と台湾海峡が交わり、白い波頭が目に入ります。この海岸には、第二次大戦中、撃沈されて海に散った兵隊さんの亡骸が何千、何万と流れ着いたそうです。
 そのご遺体を引き上げ、埋葬して弔ったのがこちらの「潮音寺」。今も管理人の李おばさんが細腕一本で墓守をしてくれています。感謝を込めて一同で参拝。

 その後、バスは中央山脈を越えて台東へ。屏東をやや北上した後、東へと舵を切り、延々と続く山道を越えると、そこは台東。お昼過ぎまで眺めていた海は台湾海峡でしたが、今、右手に見えるのは太平洋です。
 一行は、一昨年の「八八水害」で被害に遭った地域へ義捐金をお贈りした際にも大変お世話になった長谷川治さんの案内で原住民料理を堪能できる山頂のレストランへ。ピューマ族の子供たちの踊りを眺めながら、差し入れの米酒と高砂料理に舌鼓。夜は台東市内の「公教会館」に宿泊です。

 翌17日午前は台東の市内観光。地元ロータリークラブの方々のご案内で、台東の名所をいくつも廻っていただきました。この日は薄曇りで、緑島は砂浜からかすかに島影が見える程度。「あの島には頭の良い人たちが閉じ込められている」と形容したのは宗像隆幸さん(本会理事)の著書に出てくるガイドさんでしたか。

 昼は市内のレストランで、ロータリークラブの方々と合同で食事会。王会長もわざわざ足をお運び下さり、盛大な会となりました。そもそも、台東との交流は千葉県支部の金光事務局長の個人的な交流から発展したもの。「千葉支部は台東に強い!」というような、支部ごとの強みを生かす交流は、これからの本会の交流活動にとって一つのモデルケースになるかもしれませんね。

 午後はいよいよ、本ツアーの目玉というべき台東県霧鹿の訪問です。一昨年、本会が寄贈した「八八水害」義捐金は、霧鹿小学校の復興へと使われました。今回は、その仲介をして下さったロータリークラブの皆さんとご一緒に、実際に霧鹿へ行ってみようということになったのです。
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 台東の市内から霧鹿までバスで2時間!延々と続く山道に人家は見当たらず、どうやって生活しているんだろうと心配になるほど。やっとちらほら見え始めた人家の向こうに霧鹿小学校が見えてきました。こちらの小学校、児童数はなんと総勢27名。すべてが原住民の子供たちです。
 先生はふもとの台東市内から通ってくるそうですが、残業で遅くなると帰れないため、宿舎も用意されているそう。ちょうど下校時刻にあたったため、子供たちはきちんと整列して先生の話を聞いています。「気をつけ、休め!」の号令はやっぱり気持ちいいですね。
 その後、学校の裏山に残されているというロシア製の大砲を見学。来歴やこの場所に置かれている理由についてはいまいちハッキリしませんでした。
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 夜は宿泊先の「天龍大飯店」で温泉を堪能。その後はなんと、昼間会った子供たちが高砂族の踊りを見せてくれるそうです。その前にこちらもサービスで伝統の「餅つき」を体験。臼は日本のものとほとんど同じですが、杵は棒のような形。参加者一同、少しずつ頑張ってもらって餅の完成です。

 そして、高砂族の女の子たちに踊りを見せてもらった後には、参加者全員も参加して一緒にダンス。みなさん、足をもつらせながらも、楽しいダンスのひと時を過ごしました。そんな子供たちに、ツアーに同行していただいた阮美[女朱]さんからお菓子のプレゼント。
 「本当はツアーの皆さんにお配りしようと思って台北から持って来たんだけど、この可愛い子供たちにあげていいでしょう?」と聞くと、一同からはもちろん異論なく大拍手。でも、子供たち、なんだかモゾモゾしています。ホテルのおじさん曰く「山の子供たちは普段あんまり知らない人と接しないから人見知りするんですよ」。なんとも初々しい子供たちでした。
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 翌18日朝、一行は台東から空路で一気に台北へ。昼から行われた友愛グループの大忘年会に参加しました。なんとも慌ただしいスケジュールでしたが、なかなか普段は見られないディープな台湾をお楽しみいただけたかと思います。
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 翌日は有志で、台北郊外の十分にある台湾煤礦博物館(台湾石炭博物館)へ。現在は廃坑になった炭坑が博物館に生まれ変わり、石炭を運んでいたトロッコにも乗車可能です。ちょうど沿線ではテレビの撮影中でした。炭鉱全盛期、鉱夫たちが汗と煤を流したお風呂も保存されています。
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by ritouki | 2011-01-19 23:34 | イベント