台北事務所の活動をお伝えします


by ritouki

台北市日本工商会で蔡英文・元民進党主席が講演

b0199170_0513446.jpg

 本日昼、台北市内の国賓大飯店で台北市日本工商会による、蔡英文・元民進党主席の講演会が行われました。

 台北市日本工商会主催による各界名士を招いての講演会は毎月行われており、これまで李登輝元総統も講演を行なっています。

 今日のテーマは「次世代の日台交流の更なる発展に向けて」と題して行われ、まずはこれまでの日台交流を俯瞰しながらの滑り出しでした。以下、印象に残った部分を記しておきたいと思います。
----------
 地理的にも密接な関連を有し、過去にはともに歩んだ歴史もある日本と台湾の関係を担う人材はこれまで非常に恵まれていました。2000年からの民進党政権時代に駐日代表を務めた羅福全氏や許世楷氏の日本人と変わらぬ日本語、日本人の価値観や文化に対する深い知識が、日台関係を強化することにどれだけ寄与したか計り知れません。翻って、2008年、政権が再び国民党の手に渡った後の駐日代表を見ると、必ずしも日本というものを深く理解しているかどうか疑問符をつけざるを得ない人選になっています。

 私を含め、台湾の50代〜60代の人間で、日本語を流暢に操り、駐日代表に相応しい人材はなかなかいません。むしろ、我々の次の世代には、いわゆる「哈日族」と呼ばれる日本の音楽やドラマ、ファッションを愛し、休みともなれば日本へ出掛ける若者たちがいます。こうした流行文化を好む若者たちの間から、日本を文化的な方面や学術的な方面からより深く理解し、日台関係を担う人材が出てくることを期待しています。

 今後、次世代の日台交流に関する提言として、英米が行なっているような交換留学制度の更なる活発化が挙げられます。台湾の学生ならば、大学4年間のうち、1年間は日本の大学に留学することとし、その間に取得した単位は台湾の単位に算入出来るようにすれば、4年間で卒業することも可能です。日本側にも同様の制度を設ければ、次世代の交流が更に活発化することになるでしょう。

 皆さんは台湾に住み、台湾で生活されているわけですから、多少なりとも中国語をお話しになると思います。ですから、中国で話されている中国語と、台湾で話されている中国語は異なるものだということはすでにご存知でしょう。言語はコミュニケーションをとるための道具の一つと私は考えますが、これひとつをとっても、台湾には中国と異なる独自の文化が備わっていることをお分かりいただけるでしょう。日本の次世代の若者の中からも、台湾を深く理解する人材の出現、たとえば経済、貿易、安全保障、知的財産など、専門的な分野における対台湾プロフェッショナルの出現を期待しています。
b0199170_051285.jpg

b0199170_0511928.jpg

[PR]
by ritouki | 2012-08-03 22:51 | イベント