台北事務所の活動をお伝えします


by ritouki

戦後初めて靖国神社へ参拝した外国VIPは中華民国

 8月10日に韓国の李明博大統領が竹島への上陸を強行。そして昨15日には香港の活動家が尖閣諸島へ不法上陸するという事態が起こりました。かつてない喧騒のなかで迎えた67回目の8月15日ですが、ここ台湾でも、日本大使館にあたる財団法人交流協会台北事務所前で抗議活動が行われました。前日夜遅くには、交流協会から在台邦人に緊急のメールが送付され、不要不急の場合以外は交流協会へ近づかないように、との注意喚起がありました。
b0199170_20104751.jpg

 当日のデモに参加していたのはメディアの報道によると300名程度。そのほとんどが在台中国人と、それに煽動されたり、日当で雇われるなどした人たち。抗議は「釣魚台(中国語での尖閣諸島の呼び名)」と「慰安婦」の二段構えで行われましたが、掲げられたプラカードには「日米安保反対」や「靖国神社への参拝反対」などの文字も見えました。
b0199170_2010687.jpg

b0199170_2010422.jpg

 また「慰安婦」デモについては、台湾団結聯盟の林世嘉・立法委員や民進党の尤美女・立法委員の秘書が代表して交流協会に抗議書を手交しています。台聯や民進党は、比較的日本に好意的な政党とする見方も出来ましたが、台聯の議員だから、民進党の議員だから、などという盲目的ともいえるステレオタイプな見方で判断しようとすると足元をすくわれます。台聯については、ここ最近、党の精神的支柱とされた李登輝元総統も距離を置いており、これから黄昆輝主席がどのような舵取りをしていくのか注意しておく必要があります。
b0199170_209587.jpg

 こうした抗議活動に対し、市井の台湾の人々の反応は冷ややかで、現場以外での混乱は全くありませんでした。また、こうした活動が日本で報道されると「台湾は親日のはずなのに」と至極脳天気な反応をされる方がいますが、台湾の内部には「日本憎し」を生業とし、中国や香港から資金を得ながら活動しているような在台中国人も生息しているのです。そうした輩の声や行動が、ひときわクローズアップされたからといって、短絡的に判断することは大きな誤りです。

 ちなみに、ほとんど知られていませんが、戦後初めて靖国神社へ昇殿参拝した国賓級の外国人は中華民国立法院長・張道藩でした。張院長は訪日団団長として1956年(昭和31年)4月19日、靖国神社を昇殿参拝しています。
b0199170_2010512.jpg

[PR]
by ritouki | 2012-08-16 19:30 | イベント