台北事務所の活動をお伝えします


by ritouki

台湾から郵便投票

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 いよいよ16日の投票日が今週末に迫りました。
 台湾に暮らす日本人も、一定の手続きをしておけば投票が可能です。ただ、日本と台湾の間には残念ながら国交がないため、実質的に在外公館の役割を果たす交流協会でも投票ができません。そのため、私たちが権利を行使できるのは「郵便投票」のみとなります。

 台湾に限らず、海外で投票をしたい場合、その準備段階での手続きが少し面倒です。大雑把に説明すると、自分の住民票がある自治体に「海外への転出届」を提出します。すると、戸籍に「○○年○月○日、○○国へ転出」と記載され、住民票からは削除されます。
 その後、在住国の在外公館(台湾の場合は交流協会)に「居留届」を提出し、三ヶ月が経過すれば(三ヶ月以上の海外居住が確認できれば)、在外選挙人証の申請が可能となります。
 在外公館に申請書を提出すると、外務省を経由して元々の住民票が置かれていた自治体の選挙管理委員会に送られ、再び外務省→在外公館を経由して在外選挙人証が届きます。
 選挙が近づいてきたら、投票用紙申請用紙と在外選挙人証をもとの住民票が置かれた自治体の選挙管理委員会に送付すると、在外選挙用の投票用紙がEMSで送られてきます。

 今回の選挙は11月16日の解散、12月4日告示、12月16日投票という日程で、一見かなり余裕がありそうですが「投票用紙の請求→投票用紙送付→郵便投票」というプロセスがすべて郵便で行われるため、油断していると投票が間に合わなくなる可能性があります。
 私の手元に投票用紙が届いたのは今日。投票日の午後8時までに郵便が届けば投票を受け付けてもらえるので、明日、航空便で投函すれば間に合うでしょう。

 送付されてきた郵便投票の「セット」は、投票用紙、内封筒、外封筒がそれぞれ小選挙区と比例用の2種類ずつ、そして送付用封筒です。記入した投票用紙は内封筒に入れ、さらに外封筒に入れて署名、そして送付用封筒で発送します。投票所での投票とは異なりますが、投票の権利を行使する厳粛な気持ちになります。

 ちなみに台湾では、不在者投票も郵便投票の制度もありません。今まで何度となく議論の俎上に載せられてきましたが、毎回いつの間にか尻すぼみになるのが常です。国○党の不正を警戒する民意の反対が多いことが要因の一つ、というのはあながち間違ってはないでしょう。
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by ritouki | 2012-12-10 23:45 | イベント