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by ritouki

本日、李登輝民主協会主催「土地と政治学術シンポジウム」が開催

 本日午前9時から、国立台湾大学社会科学院キャンパスの国際会議場で、李登輝民主協会主催の「土地と政治学術シンポジウム」(李登輝基金会、台湾教授協会協賛)が開かれました。

 徐州路にあるこのキャンパスには、2年前まで法律学院も入っていましたが、現在では公館のメインキャンパスに移転したため久しぶりの訪問。
 日本時代、台北高等商業学校の校舎として作られた赤レンガの趣あるキャンパスです。残る社会科学院も来年夏ごろにはメインキャンパスへ移転するということですが、台北市の古蹟に指定されているため、新たな役割を与えられることになっているそうです。

 朝早いシンポジウムにもかかわらず、李登輝元総統も登場して開幕の挨拶+講演。少し風邪を召されているようにお見受けしましたが、予定時間を大幅に超える50分の講演をパワフルに終えられました。
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 李登輝元総統は講演のなかで、現在の政府は若者の失業問題や給与水準の低下といった、社会の本質的な問題を解決できずにいると批判。経済政策を過度に中国に依存しているため、台湾経済の空洞化を引き起こしていると指摘しました。
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 また、土地問題に関し、近年政府が進めている土地収用の際、政府と国民が対立する場面が多いのは、政府による説明不足が原因とし、さらにコミュニケーションを図るべき、としました。

 さらに、台湾の農業の発展、農村の建設、農民の生活は、台湾省政府主席や総統在任中から特に関心を払ってきた問題であり、農業政策を考える際、常に農民の福祉を優先させてきた、と述べました。
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 また、農業こそが立国の基礎であり、台湾の農業問題はこれまでずっと土地問題とともに存在してきたもの。現在の政府に対し、土地政策をいかに進めれば農業における労働生産力を高められるかについて真摯に考えるべき、と要求しました。
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 シンポジウムでは、張粲鍙・常務理事や張炎憲・台湾教授協会会長、李安妮・台湾綜合研究院副院長らが登壇、土地収用政策や高砂族の土地問題に関する活発な議論が午後5時まで交わされました。
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by ritouki | 2012-12-22 19:50 | イベント