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by ritouki

台中サービス貿易協定に反対する台大の学生たちが立法院を占拠

 昨年、台中間で調印され、かねてから立法院で承認審議が進められてきたサービス貿易協定の内容が台湾のサービス産業、特に中小企業に打撃を与えると同時に、協定の審議内容や方法が不透明かつ、国民への十分な説明や審議がなされていないとして、3月18日夜9時半ごろ、台湾大学の学生ら300人が警備の警察官を振りきって議場に突入、そのままバリケードを築いて占拠した。

 この情報がメディアを通じて伝わると、それを支持する学生たちが集まり始め、翌日には数百人規模に。議場の様子が報道され、長期化の様相を呈するにつれ、学生たちの行動に呼応する支持者が続々と立法院のある中山南路や青島西路へ集まり、その規模は数千人と伝えられている。
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 筆者が立法院へ赴いた3月19日夜は気温が28度前後で、歩いているだけでも汗が流れるほど。中山南路側の立法院正面入口ではテントが張られ、広場では高校生を含めて学生たちが代わる代わるマイクを握り、馬政府に対する服務貿易協定締結の不満と議場内を選挙する学生たちへの声援を語っている。
 道路沿いの柵にも学生やメディアが鈴なりとなっているが、正面入口は警官隊によるバリケードで封鎖されている。また、当日夜時点でこちら広場ではペットボトルの水やパンなどが差し入れられていた。
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 続いて青島西路沿いの立法院後方の群賢樓へ。こちらには学生に選挙された議場がある。歩道橋から撮影すると、道端にはテレビ各局の中継車が停まっているうえ、あふれた群衆が道路のほぼ半分まで溢れ出し、通行するバスやバイクがそのすぐそばを走っている危険な状況。案の定、青島西路はまもなく警察によって封鎖され、通行止めとなった。

 立法院群賢樓前の広場にも学生が大挙して集まり、座り込みを続けている。ただ、側門には学生が立ち、出入りする人たちのために通路を開けるよう絶え間なく声を掛けている。おかげで我々も苦労することなく広場へ入ることができた。また、議場内へ届けられる水や食料などの物資が続々と運ばれており、学生たちは率先して道をあけるなど、混乱のなかにも秩序ある行動がなされているのが見てとれた。
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 座り込みする学生たちの後方には無数のテレビカメラと記者。議場入口の前では、ここでもやはり学生たちが代わる代わるマイクを握って主張を伝えている。
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 建物2階や廊下には議場を占拠する学生たちも姿を現し、馬政府に対して服務貿易協定の再審議と説明の要求を訴えた。

 馬英九総統に対する再審議や公開討論の要求に対して学生たちが設けた回答期限は明日21日正午。回答がなければ学生たちは行動を拡大するとしているが、木曜から金曜にかけ、中南部からも続々と学生が北上して合流すると同時に、一般市民や民進党関係者も多く集まるため、人数はさらに拡大していくだろう。
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by ritouki | 2014-03-20 23:32 | イベント