六氏先生のお墓参り
2010年 10月 17日
この日程は小田村四郎会長のたっての希望によるもの。というのも、台湾教育発祥の地として知られる芝山巌ですが、こちらにある「六氏先生のお墓」には小田村先生の祖父にあたる楫取道明も祀られているからです。

とはいっても、バスが入れるのは小高い山のふもとまで。「確かあそこは急な階段をかなり登らなくてはならないはず・・・」と心配していたものの、いつの間にやら階段わきに遊歩道のスロープが整備されており、これならゆっくり歩いていけば、お歳を召した方でも上まで登ることができます。数年前、訪台した森喜朗・元首相は、李登輝元総統と一緒に芝山巌を訪れました。「私はあの階段を登りきりましたよ。森さんは体が大きくてやっと登っていたなぁ」と笑いながら李登輝元総統がお話しされたこともありました。

頂上では、伊藤博文の揮毫による「六氏先生殉難之碑」や、慰霊碑を見学。その後、地元・士林国民小学校校友会の林政毓会長ら、墓守をして下さっている地元の皆さんに出迎えていただきました。あいにく足元の悪い中でしたが、お墓に花を手向け、教育に殉じた先人に想いを馳せました。
いつの間にやら雨も上がり、木陰で休憩した小田村会長と奥様にもホッとしたご様子が見えました。


