李登輝元総統が産経新聞の紙上で提言
2011年 03月 19日
成田空港に到着し、都内のホテル・オークラへ。翌日は江東区深川の「芭蕉記念館」を参観。6月1日には六本木の国際文化会館で「第1回・後藤新平賞」の授賞式に出席し、記念講演も行いました。
そして2日から、ご夫妻は長年の念願であった「奥の細道」をたどる旅に出られたのです。
まずは新幹線で一路、仙台へ。私もスタッフとして同行しましたが、時は初夏、初めて訪れた「葉づれさやけき杜の都」の美しさに息を飲んだほどです。
その後、多賀城、塩竈神社を参拝し、松島へ。この地の美しさをモチーフに、ご夫妻はそれぞれ句を詠まれました。
松島や 光と影の 眩しかり 李登輝
松島や ロマンささやく 夏の海 曾文恵
報道によれば、松島の地も津波に襲われ、大きな被害が出ているそうです。一日も早く復興し、あの美しい松島の地に大勢の観光客が戻って来ることを願わずにはいられません。
李登輝元総統も、ご自身の大日本帝国陸軍中尉時代の経験や、台湾中部で発生した921大震災の際、総統として陣頭指揮した経験を踏まえ、日本政府に提言をしています。日本を想うが故の提言ですから、日本政府も耳を傾けて欲しいものです。



