国立台北大学(三峡キャンパス)で桜植樹式
2011年 03月 14日

本来でしたら3月12日から「2011年 桜植樹式とお花見ツアー」の予定でしたが、出発前日の午後に発生した東北大震災により、ツアーは中止となりました。
ただ今年、桜を寄贈する国立台北大学にはすでに式典の準備等もお願いしてしまっており、せめて台湾在住者のみだけでも出席しよう、ということで出掛けて来ました。
国立台北大学のメインキャンパスである三峡キャンパスは新北市にあります。台湾鉄道の鴬歌駅やMRT永寧駅からバスが出ています。交通至便とは言えませんが、郊外の土地を広々と使ったキャンパスが自慢で、スタンドつきの陸上競技場も備えています。
李登輝民主協会(蔡焜燦理事長)が準備して下さった式典には、台北大学の候崇文・学長にも列席いただきました。また、台湾在住の本会会員の方々も駆けつけて下さいました。昨日までの肌寒い陽気が嘘のように、初夏を思わせるような日和になりましたが、やはり数日前に日本で発生した震災のことが念頭にあるためか、やはり皆さん言葉少な。


(左は候崇文・学長、右は蔡焜燦理事長)
蔡焜燦理事長は「この桜が日台交流のシンボルであり、絆になるよう祈ります」と挨拶されました。また、同席いただいた台北大学OGの方からは「中国にはパンダ外交、オーストラリアにはコアラ外交があるように、日本には桜外交がある。美しい桜によって国民外交を進めていただきたい」とお話しいただきました。
その後、記念撮影して記念植樹。近くのレストランで昼食会となりましたが、午後の李登輝元総統ご訪問と夜の蔡焜燦先生主催の晩餐会は中止となりました。


(右は蔡焜燦夫人の李明霞さん、左は東京から駆けつけた片木裕一・本会事務局次長)

