テレビ出ました
2011年 03月 17日

きっかけは、李登輝元総統が2007年から3年連続で訪日された際、私も同行しましたが、その時に一緒になった台湾メディアの一人から電話があったことです。
「今回の震災について日本人として話してほしい」との要請でしたが、最初はお断りしました。というのも、いくら日本人とはいえ、海外に住んでいる身としては、テレビやインターネットを通じてしか情報を得られないため、話せる内容はメディアに流れているものとほとんど変わりないことや、中国語で他の出演者と的確な話が出来るかどうか不安なことからでした。
ただ、何度も電話をもらい、「メディアに流されている情報でなく、むしろ家族や友人の消息など、日本人だからこその身近な話題を話して欲しい」と言われたうえ、「”日本のために”出て欲しい」と殺し文句を言われては断る方が失礼です。なので、「義を見てせざるは勇無きなり」ということで恥を偲んで出演を了解しました。
当日は、水戸に住む無二の親友が送ってくれた震災直後の写真パネルを手に説明。そして、天皇陛下による国民に向けたメッセージに対してどう思うか、などをお話ししました。
原発問題については、台湾の専門家の先生方が激論(コメント求められたら頭真っ白になっていた可能性あり)。なんとか無事に済んだものの、放映後には「さっきテレビ見たよ~」との連絡がひっきりなし。
もちろんカットされましたが、番組の冒頭、司会者から「では、どうぞ」と言われた瞬間、緊張のあまり凍りついて言葉が出て来なかったのはいい(?)思い出です。


