台湾点描「台大医学人文博物館」
2011年 12月 27日

仁愛路沿いに建つ「台大医学人文博物館」は、もともと台北帝国大学医学院の校舎のひとつ。
1907年の建築で、設計者は当時、台湾総督府営繕課に勤務していた近藤十郎。台北帝大付属病院や、現在は紅楼と呼ばれて親しまれている西門町の「八角堂」の設計者としても知られています。
台湾総督府や台北帝大付属病院の建築がどことなくバロック式の東京駅に似ていると思われる方もいるでしょう。それもそのはず、これらの建物の設計者はみな、東京駅を設計した名建築家、辰野金吾の流れを汲む、いわば弟子たちなのです。

近藤十郎氏が設計したこちらの博物館は、バロック式ではなく、ルネッサンス式のため、赤レンガ建築とはちょっと趣が異なります。

右が「台大医学人文博物館」つまり台北帝国大学医学院、左は現在の国立台湾大学病院。新と旧のコントラストが冬空に映えます。

