台湾点描 台湾名物パイナップルケーキの風雲児になるか
2012年 11月 18日
その革命児は台湾中部の南投に生産拠点を構える「微熱山丘」。従来の伝統的なパイナップルケーキは「パイナップル」とは名ばかりで、主に冬瓜で作られた餡が使われていました。しかし、微熱山丘のパイナップルケーキは、そのまま食すには酸味が強すぎる「土パイナップル」という品種を用い、果肉ゴロゴロ、繊維質たっぷり、甘さだけでなく酸味もある味を生み出したのです。
この「微熱山丘」のパイナップルケーキは大ヒット。とにかく美味しいものには目がない台湾の人々のことですから、ちょっと片田舎にある商品だろうがなんのその。インターネット販売でも数ヶ月待ちという状況も相まって、あっという間に台湾を代表するパイナップルケーキブランドにのし上がったのです。
今年9月には南投を視察した李登輝元総統も訪問。現時点では台北で購入できる拠点は2箇所だけですが、すでにシンガポールと上海に海外支店があり、来年には東京の青山に支店がオープン予定です。
これに追随するように、有名ホテルやレストランがこぞって土パイナップルを用いたケーキを開発。小籠包で有名なあの鼎泰豊まで売り出す始末。ただ、なかでも微熱山丘と並んで特に美味しいと評判なのが国賓飯店のもの。豪華なラッピングということもあり、お土産に最適です。
蔡焜燦先生も日本からのお客様へ送るお土産としてよく国賓飯店のパイナップルケーキを選ばれます。皆さんのなかにもいただいた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな百花繚乱のパイナップルケーキ界の風雲児(?)として登場したのが、ホテルオークラ台北オリジナルのパイナップルケーキ。オークラ台北は今年8月にオープンしたばかりということで、それだけでも話題性豊富なのですが、ご覧くださいこのラッピング!
ひとつひとつのケーキが異なる包装紙にくるまれて出番を待っています。なかのパイナップルケーキは、微熱山丘などと同じく土パイナップルを用いたもの。宿泊する客室にはウェルカムスイーツとして2個用意されているとか。
ケーキが入っている箱もどこかレトロでどこかモダンなデザイン。聞くところによると、新進気鋭の台湾人女性画家の作品をモチーフにしているそう。
価格は12個入りで480元、20個入りで780元。最近は人気がうなぎのぼりとなり、午後に入荷したものが、夜には売り切れになることもしばしばとのこと。
それにしても、この包装の細かさや繊細さはやはり日本独自のもの。中身は美味しい台湾、外見は美しい日本と、日台の素敵なコラボレーションといえるでしょう。
予約販売も可能だということですので、お土産に狙っている方は、早めのご予約をオススメします。
※購入・予約はホテルオークラ台北1Fのベイカリーにて。

